春は枝から爆発する。
街路樹を見ていたら、
枝にぷっくりつぼみがたくさんついていた。
それが開いて花になるのか、葉になるのかわからないけれども、
いっせいに開いていって、開いた拍子に振動が伝わってまた他のつぼみが爆発して、
春は満開になるんだろうなあ。
なんだか、小さなつぼみが爆弾のみたいに力強くみえるのでした。
頼もしい。かわいいやつら
好きなものはいつも
好きなものはポップアイコン。
味わうものは常にイメージ。
アイコンにイメージをもらって、
気分によって違うビジョンが浮き上がるのを楽しむ。
好きなものはいつもポップアイコン。
七色の紐
それは
七色に光り、
七色に陰る、
ながいながい紐。
その時にしか大きく見えない色があって、
遠くに行って小さくなった部分を眺めて分かる色がある。
それはずっとずっと流れていって同じ瞬間にもどれない紐。
他人から見たら全く色も太さも違うようにみえる不思議な色。
本当の色は誰にも分からない。
バームクーヘンのこと、大げさに言えば人生のこと。
瞬間と瞬間が映画のフィルムみたいに巻き上がって
それはバームクーヘンみたいなもの。
人生は
巻き上がり、
焼き上がり、
上映されて、
食べられる。
あたたかくて
やわらかくて
甘くて、
引き立てる苦みがあって、
おいしい映画ならいいね。
おおげさにいえばこういうこと。
生きること。
活きること。
粋ること。
見せること。
観せること。
魅せること。
この順番。
まずは基本から。
春風にふかれて
さあ、冬の重さも春風にのせてとばしてしまえ。
さあ、春のやさしい日差しが芽を出すのを助けてくれる。
さあ、もう大丈夫。
あいまいなきぶん
たぶん、きっと、だれもが、なんとなく、どこか、さみしい。