七色の紐

それは

七色に光り、

七色に陰る、

ながいながい紐。


その時にしか大きく見えない色があって、

遠くに行って小さくなった部分を眺めて分かる色がある。


それはずっとずっと流れていって同じ瞬間にもどれない紐。

他人から見たら全く色も太さも違うようにみえる不思議な色。


本当の色は誰にも分からない。