この冬はPコートのこと

この冬はほとんどPコート。

昨年の末に、ネットでPコートを買ってから、それをずっと着ています。

おそらく春になるまでずっとこれですごすでしょう。

そう、オザケンにダッフルコートが定番な様に、

そう、村上春樹にダッフルコートが定番な様に、

俺にはPコートなんて思って思い切って買っちゃったわけです。

(そういえば小沢健二新譜出すみたいですね、インストだとか)


そういう風に考えていくと、

長く着られる、スタンダードなものが欲しいと思うに至るのです。

なんていったって俺の定番ですからね、定番。

流行に左右されるようなファッションブランドのものはスタイリッシュに見えるかも知れないけれど、

丈夫であるか、長く着られるかとなると、どうも、不安です。

そういうわけで、Pコート。

もともと水兵さんの着ていたものだとか。

ならば、Pコート。

アメリカ海軍御用達、schottのPコート。

文句はあるまい、

異存はあるまい。


そういう具合に、長くきるだとか、確かなものを買うとか、何とかいいつつ、

とりあえずなんか買いたいっていう欲求をごまかしつつ購入したPコート。


何のことはなく、白状すると、ただ、サイボーグ009の制服(?)がかっこいいから、

それっぽい上着が欲しかっただけです。


勿論、真っ赤なPコートなんてあるよしも無く、

また、真っ赤なものなんかはさらさら着る気もなく、

あの形だけに憧れてるわけだから、濃紺の色の。
(客観的に考えて、一応紺が一番自分に似合う色だと思う)


着方も、勿論一番上のボタンまでしっかりと閉めるあの着方。


いやーこういうのっていいっすよね。

ビッチリきる、Pコートっちゅううのは趣があって、凛としていて。なかなか。

ばっちりにあっているかどうかは別として、自己満足的にはかなりの充実感です。

襟を立てるとコルセットチックで面白いし。


何のかんの言いつつ、いいところのものを選んだだけあって、あったかいし、

背中のにはいっているラインは結構きれいでぞくぞくするものはあるし、

裏地もしっかりとしていて着やすいし、

小さめのサイズがあったので、

線の細い俺にはぴったりだったし、

結構楽しいです、Pコートライフ。


背中のラインなんぞ自分ではみる事が出来ない、

完璧な自己満足な世界だけれど、

しかも、猫背の俺に似合っているかどうか後から確かめることは出来ないけれど、

何となく嬉しいのでこれでオッケー。


おしゃれ方面でははずしているという指摘も、

本元のPコートがこういうものだという切り替えしが出来る最高の構え。

逃げ道も余裕で確保している鉄壁のコート。

うーん、なかなか。

次の冬もこれで行きます。